美術書　哲学書のお買取りも水たま書店へ

奈良桜井倉庫です。

今回は持ち込み買取で井上青龍「釜ヶ崎」・サーンキヤ哲学研究他、宗教、美術書・写真集等をお買取させていただきました。

今回お持ちいただいた「画家のおもちゃ箱」猪熊弦一郎は昭和を代表する洋画家の一人です。東京では、代表作の上野駅の大壁画「自由」、東京會舘の壁画「都市・窓」、慶應義塾大学の壁画「デモクラシー」三越の包装紙「華ひらく」のデザイン、地下鉄半蔵門線三越前駅のホームにも壁画「創造の街」等数多くの作品を残されてきました。また書籍の装幀なども手がけ三島由紀夫の『仮面の告白』『純白の夜』などが有名なものとなっております。猪熊は「絵はたまに描いたんでは駄目なんです。毎日頭から絞り出していないといけない。絵を描くには勇気がいるよ」と語り、挑戦をし続けた90年。その中で猪熊が81才の頃、今まで集めたコレクションを「画家のおもちゃ箱」として一冊に纏めます。後書きには「私の愛する沢山の友は1冊の本の中に安定し、皆様に見ていただくことは本当に愉快なことだ。この本はある芸術家の顔そのものであり、嬉しい秘密の言葉でもある。」と述べています。香川県丸亀市には猪熊源一郎美術館もありますね。
また「画家のおもちゃ箱」の写真は、明治から昭和の日本画の巨匠、川合玉堂の孫、大倉舜二が担当したものとなっております。

今回来ていただいたお客様は、ご親族の古書をお持ちいただきました。どの本も宝物だとおっしゃっており、大切に保管されてたことが状態等からすぐ理解できました。この度は大切な宝物の本をお買取させていただきありがとうございます。皆さんが大切にされてきた本を、納得してお取引ができるよう心掛けております。

ご自宅に眠っている書籍はありませんか？水たま書店　桜井倉庫ではご自宅に眠っている本をお買取させてもらっております。ご質問等ございましたらLINE・お電話でお気軽にお問い合わせください。