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東京金井町店です。今回はお持込買取りで日本近代・現代史関係の書籍をお買取りさせていただきました。
日本近代の歴史　吉川弘文館
シャオハイの満洲　論創社
帰属財産研究　文藝春秋
他

今回お買取書籍の中に陸軍中野学校の文字があり、戦後フィリピンにてサバイバル生活をし生き延びられた小野田氏の事を思い出しました。
小野田寛郎さんは1944年に陸軍中野学校二俣分校入校されたそうです。ご存知の方も多いと思いますが陸軍中野学校は諜報・防諜、宣伝など秘密戦に関する教育を目的として設立されました。その後、ゲリラ戦・破壊工作などを教育するようにもなったそうです。小野田さんが入校した二俣分校はまさにゲリラ戦・破壊工作などを主に教育していたようです。
「たとえ国賊の汚名を着ても，どんな生き恥をさらしてでも生き延びよ。できる限り生きて任務を遂行するのが中野魂である」と教育された小野田青年はその教えを守り戦後29年もの間、フィリピンのジャングルの中で任務を遂行していました。帰国のきっかけは日本人冒険家が小野田さんに襲撃された事ですが、その際に「一緒に日本へ帰りましょう」と説得しましたが「上官の命令解除があれば任務を離れる」と命令なくフィリピンを離れる事はなかったそうです。
一人の青年にそこまで行動させる陸軍中野学校とはどんな所だったのでしょうか。
小野田さんは帰国後、2014年までご存命だったようです。意外と最近まで生きておられたんだとびっくりしました。

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