奈良桜井店です。 本日はお持込買取りで菊池三哉部落史研究他郷土関係の本をお買取りさせていただきました。
今回お持込みいただきました菊池三哉は東京出身の多麻史談会(のちに東京史談会)を設立した民俗学研究家・郷土史家で被差別部落の研究で有名。大学で土木を学び土木技師としての働きながら、東京人類学会、歴史地理学会、考古学会などに入会し各誌界に研究を発表。その後自費出版した「穢多族に関する研究」と「先住民族と賎民族の研究」で被差別民とは何かをといた。この書籍は日本の先住民族とも言うべきイエッタ族に被差別民の起源を求め主張したものであるが、賛否両論を呼び、部落解放運動団体の全国水平社から差別図書とされ糾弾を受け発禁された。また賎民研究の第一人者としても注目された。なお戦後、本人がこの説は無理があったと認めている。
今回は、多数のお客さまに持込み買取でご利用していただきました。先日も来店していただき、まだご親族の大量の蔵書があるためお持込みいただいたお客さまにご利用していただきました。ご家族の蔵書も大切に納得して買取させてもらうようにしております。
ご自宅に眠っている書籍はありませんか?水たま書店 桜井倉庫ではご自宅に眠っている本をお買取させてもらっております。ご質問等ございましたらLINE・お電話でお気軽にお問い合わせください。