奈良桜井店です。本日は安岡正篤や中村天風等の哲学・思想関係の本をお買取りさせていただきました。
特に冊数の多かった安岡 正篤(1898-1983年)は、日本の易学者、哲学者、思想家であり、金鶏学院の開学、国維会、師友会の創立など、日本主義の立場から保守派の長老として戦前戦後に亘って活躍しました。
昭和20年8月15日、昭和天皇によるいわゆる「玉音放送」で発せられた「終戦の詔勅」の草案作成にもかかわり、また「平成」の元号の考案者であるとの一説もあります。
戦後の歴代総理に「日本の黒幕はだれか?」と聞けば、ほとんどの首相が安岡正篤の名前を挙げたといいます。 数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡を頼りにしていたことから「昭和最大の黒幕」と評されました。
安岡正篤が述べたもののなかに、物事を考える際の三原則があります。
『安岡正篤 一日一言』より、
私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、いつも三つの原則に依る様に努めている。
第一は、目先に捉われないで、出来るだけ長い目で見ること。
第二は物事の一面に捉われないで、出来るだけ多面的に、出来れば全面的に見ること。
第三に何事によらず枝葉末節に捉われず、根本的に考える。
これらの三原則は、安岡正篤の深い哲学的な思考を反映しており、複雑な問題に対処するための有力なフレームワークといえ、これを実践することでより深く広い視野で問題解決に取り組むことができます。人生での様々な問題に対して、自分なりの役に立つ考え方を身につけていくことができたらいいですね。
今回お買取りさせていただいた書籍は出張買取でお買取りさせていただきました。貴重な書籍を納得の上でお買取りさせていただきました。ご利用ありがとうございます。
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