「アフガニスタン蝶類図鑑」は蝶愛好家の放射線技師である酒井成司氏の著作であり、アフガニスタンにおける蝶類の図鑑として大変に貴重で希少な書籍であり、刊行から30年の年月を経過してもその価値は全く色褪せません。
アフガニスタンは発行時、イラン、パキスタン、ソ連、中国と国境を接する内陸国であり、大部分が砂漠で、山々には樹木がほとんどみられません。しかし、道路沿いや町村周辺には植林が見られ、特にヒンズークシュ山脈では草原が広がり、ヒツジやヤギなどの放牧地となっています。そういう所は, 草原性の蝶達にとってもこの上もない絶好の環境であり, アフガニスタンの蝶類を非常に豊かにしており、いずれの採集地においても発生する個体数の多さには毎度驚かされるところであったと記されています。
巻頭の序文にあるように、“最も美しいアゲハチョウの一種がアフガニスタンに存在しなかったら、この国の蝶類の研究はそれほど進んでいなかったに違いない”とまで言わしめた執念の研究書であり、酒井氏は同地域の2新種,6新亜種を命名しています。
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