東京金井町店です。本日は武道、歴史・郷土史関係の本をお買取しました。
本日お買取したなかに晃洋書房から刊行された「民衆史料が語る大塩事件」がありました。
みなさんご存知の通り、大塩事件とは大塩平八郎の乱のことです。大塩平八郎は、陽明学者。大塩は大阪の奉行所で働いていた江戸幕府の役人で、大阪で起こる様々な事件を解決。しかしながら、大阪の町役人には商人から賄賂を受け取るなど癒着が深まり、不正と腐敗が進んでいきました。役人として汚職を取り締まっていきましたが、幕府の力で有耶無耶となる事件もあり、限界を感じた大塩は役人を辞職。その後私塾で陽明学の研究、弟子の教育に専念しました。1833〜1838年の江戸大飢饉のひとつ、「天保の大飢饉」は大雨による洪水や1935年中央アメリカ中部にあるラテンアメリカに位置するニアラグナ共和国のコシグイナ山の大噴火の影響による冷害、また作物の商品化にて貧富の差が生じ多くの人が餓死。各地で百姓一揆が起き、5年の間で約125万人が亡くなりました。そんな状況の中、大塩は奉行所に民衆の救援を提言しましたが奉行所はそれを拒否。大塩自らの蔵書を全て売却し、その資金で救済にあたりました。幕府はそのような状況のなか、変わらず役人や商人は私利私欲のために不正をし続けてるため、大塩も怒りが募り1937年2月19日に自らの屋敷に火をつけ、決起。半日で鎮圧されましたが、その後も1839年には鎖国を批判した洋学者の渡辺崋山や高野長英を弾圧する蛮社の獄が起きました。
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