奈良桜井店です。本日はオリエント出版 東洋医学・鍼灸専門書籍をお買い取りしました。
今回は東洋医学の本を中心にお持ち込みいただきました。東洋医学は中国から伝来した医学でその理論となるものは戦国時代以降の医学書「黄帝内経」基礎となっています。東洋医学は未然に病気を防ぐために確立された医学で、漢方・鍼灸・あん摩などの手技治療が日本では確立されています。今回お買い取りし鍼灸流儀書集成の杉山真伝流とは日本管鍼術を大成した、杉山和一の口伝・流儀が纏められた書となっています。杉山和一は伊勢国安濃津、武家の長男として生まれました。幼少期に病気で失明し、琵琶法師として修行していました。修行中、江戸で盲目の鍼師として活躍していた山瀬琢一の存在を知り、山瀬琢一に弟子入りしますが上手くいかず破門。江の島弁財天で修行ののち、木の葉に包まれた松葉にインスピレーションを受け管鍼術が生まれ、その後京都の入江豊明の下で修行。のちに江戸で開業し大盛況となりました。その名声で5代将軍徳川綱吉も施術を受けたほど。その後視覚障害者のための職業訓練施設 「杉山流鍼治導引稽古所」を開設し鍼灸の普及及び視覚障害の教育にも尽力しました。
今回のお買取は水たま書店を始めてご利用していただいたお客様からお買い取りさせていただきました。貴重な書籍を納得した価格でお買い取りさせていただきました。暑い中お持ち込みいただきありがとうございます。読んでそのまま置いてある眠っている書籍はありませんか?水たま書店ではご自宅に眠っている本を次の必要なお客様へ使ってもらえるよう、お買取させてもらっております。ご質問等ございましたらLINE・お電話でお気軽にお問い合わせください。