東京金井町店です。今回は日野日出志他、映画映像関連の本をお買取しました。
映画の歴史は1889年、アメリカのトーマスエジソンの開発したのぞき穴方式のキネトスコープを開発、またフランスの発明家リュミエール兄弟は動く写真を映写機を通してスクリーンに映すシネマトグラフから映画ははじまります。はじめは実写がほとんどで、無声・白黒でした。しかし無声であったことが演劇などと違い、かえって言葉の壁を越えて映像として世界市場に広がる要因となり拡大していきました。日本の映画の歴史は1896年に大阪の三木福助と神戸の鉄砲商人の高橋信治が神戸居留地の「リネル商会」を通じてキネトスコープを初輸入し、神戸で日本初のキネトスコープでの映画興行を行いました。その後シネマトグラフも輸入され1897年に大阪で興行が行われました。また小西写真館(コニカ株式会社)は1897年イギリスのバクスター・アンド・レイ社より撮影機を輸入し、輸入したものの使用方法を知らなかったため、当時小西写真店の店員であった浅野四郎が試験撮影を頼まれました。試行錯誤の末、撮影・現像に成功し、12月31日に日本橋の光景を写した『日本橋の鉄道馬車』を完成させ、日本人が撮った最初の映画となりました。日本橋の鉄道馬車は鉄道馬車や大八車の往来がダイナミックかつ鮮明に捉えられ、忙しげに行き交う人々の息遣いまでが聞こえてきそうな映像作品です。
今回お買取りさせていただいた書籍は出張買取でお買取りさせていただきました。貴重な書籍を納得の上でお買取りさせていただきました。ご利用ありがとうございます。
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