

東京金井町店です。本日は日本史・古典文学関係の専門書をお買い取りしました。
日本最古の歴史書「古事記」(こじき)は、712年に編纂された神話、伝説、歴史を集めた作品です。その古事記を4ヶ月で編纂したのが太安万侶(おおのやすまろ)です。安万侶は水たま書店 桜井店がある桜井市の隣にある奈良県磯城郡田原本町多で育ち、古代の豪族多氏の出身とされています。多氏の祖は神武天皇の皇子の神八井耳命(かむやいみみのみこと)であり、その15代目が安万侶にあたるといわれています。今も田原本町町西部の田園地帯に安万侶が祀られている「多坐弥志理都比古神社」(おおにいますみしりつひこじんじゃ)が鎮座しています。
「古事記」は天地開闢から始まって天孫降臨に至るまで上中下巻からなっています。
上巻は神々の誕生から、日本の創生に関する神話が描かれており、アマテラスやスサノオなど、著名な神々の物語がここに登場します。
中巻は神々から人間へと繋がる系譜が描かれ、初代天皇である神武天皇の即位に至るまでの歴史が語られます。
下巻歴代天皇の歴史や事績が記録されています。ここでは、特に天皇の治世等が述べられます。
「古事記」の原本は存在せず、国宝写本として名古屋市博物館が保管しています。
今回のお買取は以前お買い取りしたお客さまからの紹介にてお買い取りさせていただきました。ご紹介いただきありがとうございます。研究で使用されていた貴重な書籍を納得した価格でお買い取りさせていただきました。大量の書籍の整理にお困りではないですか?水たま書店ではご自宅に眠っている本を次の必要なお客様へ使ってもらえるよう、お買取させてもらっております。ご質問等ございましたらLINE・お電話でお気軽にお問い合わせください。